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ヘルシーパス/田村 忠司

~医療機関専門サプリメーカー社長の考えるサプリに対する意識改革~
ヘルシーパス/田村 忠司
プロフィール写真

田村 忠司

生年月日 1965年生まれ

 

主な経歴

富山県出身。1988年東京大学工学部産業機械工学科卒業。

株式会社リクルート、サプリメントメーカーの代表取締役などを経て、2006年「医療従事者が自信を持って使えるサプリメントを提供してほしい」という医師、薬剤師からの要請と出資を受け、株式会社ヘルシーパスを設立。

著作に『サプリメントの正体』(東洋経済新報社)、『健康長寿の栄養学ハンドブック』(日本アンチエイジング歯科学会編:草隆社)、『自由診療・サプリメント導入実践マニュアル』(医業経営研鑽会編:日本法令)がある。

株式会社ヘルシーパス

2006年に設立された医療機関専用のサプリメントメーカー。
医師や薬剤師からの出資を受けて誕生し、「診療に役立つ」高品質のサプリメントを開発・製造・販売。同社は一般消費者向けではなく、栄養療法を取り入れているドクターを中心に、医療機関専用のサプリメントを提供。添加物を抑え、栄養素をしっかり配合した信頼性の高い製品づくりに注力しており、研究会の立ち上げ支援や医療従事者をつなぐハブ役としても活動中。

企業HP:https://www.healthy-pass.co.jp/

#サプリメントはいらない?

会話2
今でこそサプリメントの情報はあふれ、取捨選択が難しくなってきていますが、11年も前にそこに目を付け、著書『サプリメントの正体』の初版を出版されたきっかけは何だったのでしょうか?

長瀬

会話2
18年前、医療機関に対し、医療機関専用サプリメントをお届けする、というコンセプトでヘルシーパスを立ち上げまして、あちこちで講演活動をしていました。基本的にはお医者様向けの講演が中心だったのですが、一般の患者様たちに話を聞かせて欲しいと医療機関から依頼を受けて講演を行ったことがありました。

田村社長

会話2
どのような内容の講演だったのですか?

長瀬

会話2
当時、「サプリメントって、ちゃんと選ばないと、こんなにヤバいものなんですよ」みたいな話をしておりました。その話を聞いていた方が、面白い話を聞いたとブログにあげてくださって、そのブログを東洋経済新報社の編集の方が見てくださって、本にまとめてくださいと依頼を頂いたのが最初でした。

田村社長

会話2
その当時、田村社長はサプリメントに対して否定派だったのですか?

長瀬

会話2
当時も今もですが、サプリメントというもの自体については肯定です。だけど、実際に市場で売られている多くのサプリメントについては否定的です。

田村社長

会話2
でも田村社長は『これを食べればサプリはいらない』という本も書かれていますよね?

長瀬

会話2
この本は、『サプリメントの正体』を読んだ方で、市販のサプリメントがダメなのだったら、何を食べるべきか具体的に教えて欲しい、という声がたくさん集まったので、レシピ集のような位置づけで書きました。

田村社長

 

#怪しいサプリメントばかり

会話2
『サプリメントの正体』を読ませていただいたのですが、読めば読むほど知らないことが多く、我々日本人ってまだまだ栄養についてリテラシーが低いというか、極論、自分のことにあまり興味ないのかもという感覚にまで陥ってしまいます。

長瀬

会話2
はい。情報を与えられることに慣れちゃっているのだと思いますね。どれだけ効率よく正解をもらって、コスパとタイパを追求していくか、という思考が強い。

田村社長

会話2
そうすると悪く言えば、情報を与える人に無条件に従ってしまっていますよね。

長瀬

会話2
多分そうだと思います。結局、誰かがコストを払ったから情報が流通しているわけで、タダで得られる情報から情報を集めようとすると、コストを払って情報を流している人の意図に従って行動することになってしまう。それが変なサプリメントが幅を利かせている根本原因だと思います。

田村社長

会話2
なるほど。そんなに市場には変なサプリメントが出回っているのですか?

長瀬

会話2
ドクターの視点から見ると、患者さんにこれを飲めとは口が裂けても言えないサプリメントばかりが売られています。これは困ったということで、満足のいくサプリメントを作る会社を作っちゃおうとお金を出し合ってできたのが弊社です。

田村社長

会話2
では10年以上前から怪しいサプリメントが存在していたのですね。

長瀬

会話2
今も10年前も20年前も、訳の分からないサプリメントばかりです。そうだったので、僕らが起業できたわけで、良いサプリメントがあったら、資本を出して頂いて会社を立ち上げることはなかったでしょうね。

田村社長

会話2
だから「サプリメントは肯定ですか、否定ですか」に対して、サプリメントっていうものについては肯定だけど、今売られている多くのものについては否定、とおっしゃったのですね。

長瀬

会話2
そういうことです。一言で言うと、なんで添加物の塊にお金を払うのですか、ということになります。

田村社長

会話2
でも、添加物は気にしている人も増えているし、気づこうと思えば気づけるものじゃないですか。なぜ気づかないのでしょうか?

長瀬

会話2
添加物にはたしかにセンシティブになるけど、でも、選ぶときに気にするのはタイパとコスパの比重が大きいですよね。似たようなものがあったら、1円でも安いものを選ぼうとしますから、わかりやすくまとまったサイトや、有名な人が語っている情報に従ってしまう。

田村社長

会話2
先ほど社長がおっしゃっていたように、答えを与えてもらうことに慣れてしまっているということですね。

長瀬

#自分の体にチューニング

会話2
いま田村社長はサプリメントを飲んでいますか?

長瀬

会話2
必要に応じて日常的に飲んでいますよ。

田村社長

会話2
結構な種類飲まれているのですね。元々社長は自分の体と健康に関心があったのですか?

長瀬

会話2
一番初めに関心を持つきっかけとなったのは、大学のときの運動部です。少林寺拳法をやっていたのですが、監督が勝つための情報収集と教育に熱心な方で、その時に栄養指導を受けました。その後、この会社を立ち上げる前、前職で所属していた企業に「老化制御研究所」という研究所がありまして。

田村社長

会話2
おお、すごい名前ですね。

長瀬

会話2
すごい名前でしょ。僕は新規事業担当の役員だったので、その会社を担当しておりまして、否応なく勉強するしかなかった、という部分もあります。

田村社長

会話2
やっぱり運動しないと!とか、病気にかかるとか、何か強制的なことにならないと、中々自分の健康状況に向き合わないなって、感じております。

長瀬

会話2
そう思います。我々のご先祖は、いわゆる狩猟採集民族として、毎日獲物を探して追っかけて、怪我もして、獲物が獲れないときにはずっと腹ペコな状態で過ごすような生活の中で進化してきたのです。その生活に合わせてチューニングされている僕らの体が、ずっと座って、人間関係や忙しさのストレスにさいなまれ続けて、夜も明るいし、楽しみもいっぱいで睡眠時間も短い、今の環境に合うわけがないです。

田村社長

会話2
数年昔と今でも、まったく環境が違いますもんね。

長瀬

会話2
進化してきた環境で得られる栄養や、必要な運動量に合わせて体がチューニングされているから、今の環境下で体の仕組みを学ばずに、いい加減に生きていたら、体調崩すし、極端な場合は死ぬんだよっていうことを学習しないといけないですよね。

田村社長

会話2
てなると、年に1回は健康診断を受けたりとか、人間ドックのような検査をするべきですね。

長瀬

会話2
はい。血液検査って見る人が見れば、いろいろと体の不調を汲み取れる情報が満載なんですよ。でも健康診断も、結果をもらったら多分、ほとんど見ずに終わりってなっている人が多いですよね。

田村社長

会話2
そこの意識づけを変えるべきですよね。

長瀬

会話2
健診センターにおいでの先生ともよくお話をしますけど、やっぱり先生としても「この人このままほっといたら3年後には糖尿病だな」っていうのはわかるそうなんです。でも、なにか言っても機嫌損ねるだけだし、きっと何もしてくれないだろうし、って何もできない自分は何なんだろうって、真面目な先生はすごく傷ついています。

田村社長

会話2
なるほどですね。ちょっと血糖値が高めなので注意してくださいね、で終わってしまうこと多いですよね。

長瀬

会話2
本当はそうじゃないんです。なんで甘いものを辞められないのか、というところまで掘り下げると、背景にはちゃんとした運動習慣と食生活がなくて、必要な栄養素が不足しているために、嗜好が糖質に偏っている上に、ストレスに苛まれているから、血糖値が安定しないようになっていて、血糖値が下がったときに、自分のモチベーション維持するために甘いものをどうしても欲するんです。甘いものを食べるから血糖値の乱高下がひどくなって、そこで糖分とったことによって余計状況ひどくなってるんだけど、誰も教えてくれないからそのまま続くという。

田村社長

会話2
もっと健康診断に対するマインドセットを変えることが必要ですね。健康診断を無駄にしないようにしようよとか、100倍生かす方法はここにあるよとか。

長瀬

#どこでも栄養療法が受けられる世の中に

会話2
今後は田村社長として、何か成し遂げたいことを考えてらっしゃいますか?

長瀬

会話2
会社の願いでいうと、今は感覚値でお医者様の1%くらいしか栄養療法に興味をお持ちではないので、せめて10%の方々に興味を持ってもらえている世の中にしよう、ということをみんなで朝読み合わせて仕事をしています。

田村社長

会話2
いいですね、KPIがクリアになっている。

長瀬

会話2
これ実現すると、今の売上の10倍になる話なので、世の中もよくなるし、社員にも還元されるし、良いことづくしということです。

田村社長

会話2
お医者さんが40万人、歯科医師が10万人いるので、その10%の4万人と1万人、合わせて5万人のお医者さん歯科医師の方々が御社のサプリを使うようになれば目標達成と。

長瀬

会話2
そうですね。ただ、100%全員というのは正直かなり難しいかもしれません。我々はまずはイノベーターとアーリー・アダプターの医師・歯科医師の先生方に受け入れて頂こうと考えています。そうしたお医者様が増えてくれば、患者さんが栄養療法を受けたいと思ったとき、自分が行けるエリアに誰か医師がいるという状態になると思うんです。今だと点在してしまっているので、、

田村社長

会話2
とてもクリアなゴールがあって良いですね。応援しております。ありがとうございました。

長瀬

プロフィール写真

長瀬 次英 (Nutrition インタビューアー)

KDDI、ユニリーバ、Meta/インスタグラム、ロレアルなど業界大手企業を渡り歩き、様々な受賞歴に加えメディアにも多く取り上げられ、ビジネス本の著者でもある。現在はスタートアップの立ち上げや、エンタメ、子育て/教育そしてヘルスケアなど多岐に渡る業種のマーケティングや経営コンサルを行っている。